会長の挨拶

白河医師会 会長就任あいさつ

関  元行

 梅雨明け空に湧き立つ雲の峰。蜩もミンミン蝉も一気に泣き出し、夏の到来。
7月ひと月の間、台風発生ゼロの記録とは言え、50年、100年に一度という自然災害が毎年の様に日本ばかりか地球のそこここで発生。加えて暮からのコロナ禍。2009年の新型インフルエンザ(H1N1)とリーマンショックのダブルパンチを思いだします。今回のパンデミックの方がそれを上回るのではないかとも。H1N5、H7N9に対する予防策が講じられて来てはいたものの、SARS、MARSを経験しなかったわが国は虚を突かれた感さえあったことです。世の中のインフラストラクチャーにも変化が起きるのでしょう。
 エッセンシャルワーカーとしての私たちですが、会員の皆様には、日常診療に加えて多様な医師会活動に参加下さいまして、御礼申し上げます。ありがとうございます。
感染防止対策には御腐心されていらっしゃりながらも、発熱外来、学校保健、産業医、各種健診、休日救急当番、夜間小児救急当番、予防接種、災害発生時、避難所の見廻り、検死、准看護学院講師、地域包括ケアシステム運用に関し介護、在宅医療への参加等々、高齢化率の高い当医師会ですが、会員の先生方個々のご協力、御支援なくしては適いません。御協力得らなくては運用不能となります。
 昭和49年11月に当医師会に入会した時の内山清馬事務長から数えて小城和明事務局長は6人目。
年々医師会事務局の仕事も多様化し、事務局のご苦労に感謝します。准看護学院経営、建物の老朽化対策、頭の痛い問題をかかえています。会員高齢化、医業承継を含めて新規開業の少ないこと、開業医より勤務医数が多いこと、会費収入の減少に改善が認められません。医師会の活動内容、会費等について新規に開業される方々に子細な説明が欠かせないものと実感します。
 限られた人員、診療科等、県南医療圏で出来ることにも限界があります。
今般のコロナ感染症流行下、感染者の症状により収容、搬送、治療をいかにつなげて行くかに関し、圏域を拡大し既に県中、県南の連携が計られています。東白川医師会はもとより、郡山、須賀川、石川、各医師会とも連携を強めて行くことが肝要と考えられます。
亦、白河厚生総合病院、白河病院、会田病院、塙厚生病院の病々連携、言わずもがな、診診、病診連携を進めるために各方部で使われている機器の互換性が解消され、より迅速な情報交換の整備につながればと願っています。
 平成の大合併で日本中の保健所も半減しました。にわかに増員されるとも思われません。情報等を共有し、連携を密にして行かなくてはなりません。
 地域に暮らしておられる方々の健康寿命の延伸を計りつつ、生活習慣病に代表されるメタボ対策に並行し高齢化に共うサルコペニア、フレイル予防をも含むロコモ対策も医療機関の力だけでは及び様もありません。
 地域医療の充実に向けては県市町村との連携なくして語ることはできません。
個の突出した感のある現代に集団を語ることは難しいものがありますが、敢えて申し上げます。 
「利他」ということばも散見せられます。
会員の皆様の健康第一に白河医師会としてワンチームでコロナ感染症にも互いに連携し合いながら進めて参りましょう。効率向上の為のIT化は進むことでしょうが、人と人との交流は欠かせません。
宜しくお願い申し上げます。

 

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