ごあいさつ
当センターは、多職種間の連携下、①総合相談窓口 ②出前講座 ③医療介護従事者研修会 ④地域住民向け講演会 ⑤地域医療介護資源調査 ⑥医療介護地域資源マップ作成 ⑦施設受け入れ情報の提供 ⑧在宅診療医との連携等の仕事を行っております。
訪問診療医13名による令和元年度、在宅の看取りは127名で特養などの数には及びません。
住み慣れた家で最期を迎えたいと望まれる方は少なくないにも拘わらず、在宅での看取りはなかなか増えていないのが実情です。
当地域の医療福祉関連機関として、行政・病院・訪問診療所・訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所・介護老人福祉施設・複合型施設・小規模多機能事業所・訪問リハビリステーション・グループホーム・通所介護施設・小規模デイサービス・訪問入浴・サービス付き高齢者向け住宅など、市町村で差はあれ、地域包括ケアシステムが展開されています。
2025年問題を抱えて、高齢者の尊厳を保持し自立生活支援を図り、可能な限り住み慣れたところで自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるような包括的支援、サービス提供体制が求められ、構築から円滑な運用へとフェーズが進んできております。
訪問診療医にとって、訪問看護ステーションの存在は何より心強いもので、地域での各ステーション間の連携、充実を願うものです。
進捗著しい通信機器により、各関係者が一堂に会する必要もなく、迅速に情報の交換が可能になっている恩恵は大です。
上手に道具を活用しながら接する方々の尊厳に敬意をはらいつつ進めていきたく存じます。
穂積 彰一 先生、金子 大成 先生、鈴木 茂毅 先生 お三方のセンター長が築いてこられた当センターです。関係諸機関と連携を図り、健康な元気のある街づくりに貢献していきたく存じます。
何卒、ご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。
2020/6/1