会長の挨拶

白河医師会会長就任にあたって            

鈴木茂毅

 先の臨時総会で前会長から後継に私(鈴木)をと冒頭の挨拶にありました。
 そのときから、こんな私でいいのかと、いまでも思っています。また、これを機会に私も自分の身の振り方を考えるような時期になったかな、などとも思ってます。
 前会長の辞意を、とある先生に話したところ「次は先生の番ですか」とその先生はおしゃいました。なるほど、何事も順番というものがあって、世の中は成り立っているという事でしょうか。しかし、これも運命と考えて会長職を務めて行きたいと思います。
 
 さて、現在の白河医師会には、いくつか考えていくべきことがあります。
 ひとつは医師会員の年齢構成です。2025年問題、高齢化社会と更に少子化が社会問題になっています。本医師会でも開業医の減少と高年齢化が進んでいます。現在の社会が抱えている問題がそのまま当てはまるのではないでしょうか。
 本医師会には五十代の有能な人材があります。その世代が次の世代に、また将来の会の運営がやりやすいように、何らかの手立てを考えなければなりません。新しい仲間を増やすような何らかの知恵をださなければなりません。医師会入会時の学院建築負担金の見直しなどがそれにあたると思います。今後展開される地域包括ケアシステムの構築に医師会の役割は重要です。会員の先生方と共に考なければならない事と思います。

 また、准看護学院の入学者の減少も悩ましき問題です。過去には多くの出願者があり、入学者も定員を満たしていた時期がありました。しかしここ何年かは出願者数でも定員まで達しない、という事態が続いています。昨年度の最後の理事会では准看護学院の継続の是非についての話が出ました。
 この機会にいろいろな先生方のお話を伺いました。友月山に准看があった時代のこと、日本船舶振興会からの助成を受け北中川原の地に移った時のこと、そしてその時に会員の先生方が多額のご負担を行ったこと。先人のご苦労とご尽力には頭が下がる思いです。
 来年度(平成三十一年度)准看護学院の募集は行う。その出願、入学状況をみて今後について決める。准看運営委員会とのコンセンサスを得ていく。難しいことですが、白河医師会として納得の行く方向性を示さなければなりません。

 十九世紀の自然科学者、チャールズ・ダーウィンは「進化論」でのちの世に知られています。現在ではその考えはすべてを肯定する時代ではなくなったようです。しかし、ダーウィン先生は、哲学的そして印象的な言葉を残しています。
 すなわち「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」と言う言葉です。数十万年、数百万年の期間で起こってきたことですが、今後の医師会の運営について考えさせられる言葉と思いました。

 歴代の会長先生を顧みれば、近藤英介先生、大高貞夫先生、私には雲の上のような存在です。関元行先生のようなカリスマ性や、穂積彰一先生のようなアイデア、行動力、金子大成先生のようなスピード、各先生方のそのような能力は私にはありません。きわめて非力な人間であります。今回の役員として、引き続き副会長に齋藤富善先生、新たに副会長に横村伸夫先生、筆頭理事に渡部則也先生、新理事として大髙文典先生、根本健二先生に就任いただきました。従来の理事の先生方と共に今後二年間、白河医師会のため微力ながら尽くしていきたいと存じます。その為には、経験のある先生方をはじめ、更に医師会員の各先生方のご協力は不可欠です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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